目次
装置概要
この装置は軽元素で構成される試料にOs、Ruによる電子散乱性を付与して構造を可視化するための装置です。
真空排気、染色ガス導入量、染色時間の設定が可能でそれぞれ６件のレシピを登録することが可能です。処理条件を決めてレシピに保存しておけば、いつでもサンプルごとのパラメータを呼び出せます。
処理は全自動で行われます。セットして待つだけの、だれでも簡単に操作可能な装置です。
商品は、装置本体、ロータリーポンプ、SUS製フレキシブルホース、高密度活性炭トラップｘ２段がセットになっております。
現地へお伺いしての設置・操作説明が必要となります。
また、この装置はルテニウムおよびオスミウムを扱うため定期的なメンテナンスを必要とします。詳細はお問い合わせください。
ES-200 装置の仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 電源 | ＡＣ１００Ｖ(単相１００Ｖ１５Ａ)１口 アース線付３芯プラグ使用（３ｍ） |
| 装置サイズ | 幅６０５ｍｍ、奥行５１０ｍｍ、高さ４５０ｍｍ （重量４５Ｋｇ） |
| ロータリーポンプ | 排気速度１３５ℓ／ｍｉｎ （重量３３Ｋｇ） |
| Ａｒガス導入量調整 | ニードルバルブ |
| 昇華室 | OsO4、RuO4それぞれに専用の昇華室を搭載 |
| 処理室 | 内径Φ８５ｍｍ、深さ６６ｍｍ |
| 試料ステージ・試料サイズ | Φ８５ｍｍ、高さ４５ｍｍめで |
| 真空度測定 | バラトロン型絶対圧真空計・ピラニー真空計 |
| 排出ガストラップ | 高密度活性炭トラップを最大３段まで搭載可能（標準は２段） |
ES-200 必須ユーティリティについて
本装置はアルゴンガスが必須となります。設備については事前にご確認をお願いいたします。
あわせて読みたい
Arガスのご準備について
アルゴンガスの導入について 真空デバイスの装置では、雰囲気ガスとしてアルゴンガスの導入が必要なもの、推奨のものがございます。ガス導入設備においてはお客様準備品…
ES-200 メンテナンスについて
本装置は定期メンテナンスを必要とします。消耗品の交換タイミングなどは事前にお打ち合わせいたします。
＜メンテナンススケジュールのイメージ＞
基本的に、１年毎のメンテナンスを想定して計画していきます。
メンテナンス内容やスケジュールはお客様のご使用状況やご意向に沿ってご案内をしてまいります。
ES-200 オプション
 | ＯＳＴ－２０形 高密度活性炭トラップ このオプションは、標準に搭載された高密度活性炭トラップに連結し、オスミウムおよびルテニウムの気体分子のトラップ能力をさらに強力なものにします。追加で１段、計３段まで連結することが可能です。 |
関連コンテンツ
新しい関連コンテンツが追加されたときに表示いたします。